出店用地を確保するだけでなく、事業計画を一から作っていく仕事

野呂 一雄

Kazuo Noro

店舗開発職

2003年入社

Profile就活中、夜行バスが横浜に到着した時、地元関西ではあまり見かけないドトールコーヒーショップという立ち飲みスタイルの喫茶店と遭遇。関西ではフルサービスの喫茶店が主流であり、その斬新かつ都会的なビジネスに興味を持ち選考試験に臨んだところ、スムーズに採用が決まった。入社後は、ドトールコーヒーショップ(DCS)の店舗社員、エクセルシオール カフェ(EXC)の店長、教育を担当するオープニングチーム、EXCのSVなどのキャリアを積み、店舗開発部門に異動。いまの仕事満足度は95%。ゼロからカタチを作っていく仕事は、今まででいちばん面白いと語る。

店舗を増やすことは、会社を成長させること。

店舗開発部は、ドトールのすべての業態の新規出店を担っている部署です。私が所属する西日本店舗開発部は、静岡県より西のエリアを担当しています。仕事は情報収集に始まり、市場調査、候補地の選定、家賃や契約の交渉、設計・施工や什器の手配、最終的なオープンまでの業務を、一貫して取り仕切ります。情報収集は年間を通しておこなっています。ディベロッパーや不動産会社を通じて、有力な物件情報を入手したら、候補地をさまざまな角度から分析します。人口や競合店の存在、駅の乗降者数、物件前の通行量などを調べ、綿密に現地を調査し、候補地を絞り込みます。ドトールは年間約50店舗の新規出店を目標にし、開発担当者一人当たり5〜8件の案件を抱えています。絞り込む前の検討物件はその5倍くらいあるため、前に進めるかどうかの判断を早く正確に行う力が求められます。それでも関西圏は首都圏に比べれば候補地は少なく、都内ではほとんどの駅が10万人/日の乗降者数を超えているのに対し、関西では数えるくらいしかありません。なので、駅というよりは繁華街、書店とのコラボ、ガソリンスタンド併設店など、視点を変えて出店候補地を見つける努力が必要です。出店は会社の業績にダイレクトに影響を与える重要な仕事なので、とてもやりがいを感じています。

開発担当者には、リーダーシップと事業計画を立案できる力が必要。

ドトールは現在約1300店を展開していますが、直営店は2割程度で、多くはFCの店舗です。FCのビジネスは、オーナーから資金や人材調達の協力を得ることで、スピーディーに規模を拡大できる優位性があります。そのため物件を見つけた場合、直営で事業を行うよりも、FCオーナーに紹介する比率のほうが高くなっています。物件が決まり、新規に出店しようとする場合、不動産会社、家主、FCオーナー、社内の設計部門、店舗運営部門など、多くの人間の賛同が必要です。リスクを最小限にし、チャンスを最大化させるために、マーケティング面のデータ分析を再び綿密に行い、事業が成功する見込みを客観的に示す必要があります。そして熱意と誠意を持って説得し、全員が同じゴールを目指せるよう牽引していきます。誰か1人の力が欠けても、出店には至りませんので、強いリーダーシップが必要です。ドトールの店舗を出店する場合、1店舗当たり5000万円の投資が必要です。5000万円を自己資金で出せるオーナーはそうはいません。金融機関などから一部資金を借り入れし、我々を信じて事業を始めるんです。共に成功するためには、責任ある事業計画でなければなりません。ドトールの開発担当には、物件を見つけてFCの出店者とうまく連携するだけでなく、成功につながる事業計画を立案できる力も求められます。

仕事に夢を持ち込むよりも、目標を設定したほうが有意義だと思う。

「夢」という言葉があまり好きではありません。夢はあくまでも夢であって、叶えられなくても良く、責任が伴いません。私が大切にしているのは、夢ではなく「目標」を設定することです。たとえば私には「新しい業態を作りたい」「新しい立地を開発して店舗を出店したい」という目指すものがありますが、それは夢ではなく、本気で実現したいと考える目標です。目標を達成するために、どんな力を身に付ければいいのか、何を考えどんな行動を積み重ねていけばいいのかを考えることのほうに興味があります。また、「当たり前のことを、当たり前に」やり続ける習慣も大切です。店舗の業務のうちマニュアルで決められている部分は8割くらいで、残り2割が独自性を発揮できる部分だと思っています。8割の部分を最低限担保しないと、ドトールのクオリティは生まれず、利益も生み出せません。厳しい言い方かも知れませんが、店長として1つのお店を任されている以上、職務として絶対にやらなければならない「当たり前のこと」があります。基本的なところをないがしろにしないことによって、自分自身の基盤を強くしていく。そのことを大事にしてきました。仕事に夢を持ち込むな、が私の信条ですが、あえて夢を語るとしたら、リタイア後に海の見える田舎でのんびり過ごすこと、でしょうか。

1日の流れ

8 : 00 物件確認(朝の出勤導線など)
9 : 00 出社 メールチェック、スケジュール確認
9 : 15 資料確認
10 : 00 アポイント①(家主面談)
11 : 30 アポイント②(加盟店オーナー)
12 : 30 ランチ
13 : 30 資料作成(翌日・次週の打合せや会議資料など)
16 : 00 アポイント③(DVへアプローチ)
17 : 00 社内打合せ(設計)
17 : 45 翌日のスケジュール確認、日次報告
18 : 00 退社

キャリアステップ

2003年 4年間でDCS/EXCを5店舗経験
2007年 EXC営業企画課
2009年 EXC直営店舗 SV
2012年 西日本店舗開発課

ページトップへ